『掌編のような、現代詩的な何か』
「愛に焦がされ魂が不完全燃焼を繰り返す。体内から鼻腔を通り抜けるは魂の煤の薫り。それはどんな高等な香木よりも私を魅了する。煙は身体の至る所から姿を現す。五臓六腑を蝕むそれを、逃すまいと私は吸い戻した」
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言葉たちは収束していく。それを知ったのはいつだっただろうか。僕たちは言葉の持つ力をどう説明できる?この言葉さえ例外じゃない。お前は言葉に何を託して、投げ放つんだ?問い続ける。僕は言葉の持つ力そのものに平伏し、そして仰ぎ見ることしかできない愚か者だ。それでも、こうして筆を進めるのは僕が言葉の収束を知ったからだ。それを記録に残すことが義務のように思えた。だから、再び僕は言葉たちを集めている。
陰鬱な綺麗さは程遠い所へと消えていった。
p.s:
逆なんだ。
評価されたいから書きたいんじゃないんだ。読まれたいから、読んで欲しいから、その為に書き、そして評価されたいんだ。そうしなければ、読まれない。読んでもらえない。
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