『わたしの備忘録』

『わたしの備忘録』

ご機嫌よう。仮想のわたしだよ。徒然なるままに「わたし」がブログを更新するの。「わたし」の便宜的説明はサイト下部かサイドバーへ。

2018-01-01から1年間の記事一覧

掌編『わたしとワタシタチ』2017-02-04

『わたしとワタシタチ』2017-02-04 「お知らせいたします。本日付で、本国家におきましてナノマシーン普及率が50パーセントを超えました。つきましては、ナノマシーンに伴う説明をご希望の方は最寄りのビッグデータ端末か、ご自身の電子端末からアクセスの…

掌編『掌編のような、現代詩的な何か』

『掌編のような、現代詩的な何か』 「愛に焦がされ魂が不完全燃焼を繰り返す。体内から鼻腔を通り抜けるは魂の煤の薫り。それはどんな高等な香木よりも私を魅了する。煙は身体の至る所から姿を現す。五臓六腑を蝕むそれを、逃すまいと私は吸い戻した」 ✳︎ 言…

【追記@2018/11/27】今までの記事、そして今後の更新について

このブログを開設する以前に書き溜めていたものを無作為に投稿することがある為、リアルタイムでの記事作成と更新にはなっていないことがあるという点をまず言及しておこうと思う。 それは掌編のようなものや思考・思想などを含むブログである為、時間の経過…

掌編『僕と君たちと、そして』(改稿版)

『僕と君たちと、そして』 —2010年以降のお話であるとだけ明言しておこう。そうだ、君たちにとっては、21世紀は既に歴史として授業で扱うような時代かもしれないね。まあそんなことはどうでも良いか。さて、この話は作為的にぼかして記述している点がある。…

更なる掌編『僕と誰かのお話』

『僕と誰かのお話』 —2010年以降のお話であるとだけ明言しておこう。そうだ、君たちにとっては、21世紀は既に歴史として授業で扱うような時代かもしれないね。まあそんなことはどうでも良いか。さて、この話は作為的にぼかして記述している点がある。そして…

私を、そしてあなたを、あなたたちを知るために

再度、こんにちは。 目下、読もうとしている本は10冊程度あるのですが、その中でも殊にしっかりと読みたいものが2点あります。いえ、派生してもう少し乱読しなければ、そして精読しなければならないでしょうが。 それは以下の2点です。 説教したがる男たち …

とある脚本のテーマについて

『僕と君、私と貴方』という名の脚本を今現段階、書いている最中だ。会話も演出も全て構想自体は終わっていて、時間の合間に遅筆ながら書き起こしている。その脚本のテーマのようなもの、私が考えていることを雑多ではあるが記載しておこうと思う。 ※念の為…

傲慢な痴れ者

人とは欲が深い存在である。 我先にと自らの幸福を手にしようとするのが当然の理であろう。だが、私は自分の幸福を追い求めることに自戒の念を抱く。 思想家たちの様々な「幸福論」は半ば彼らの人生論と混ざり合い、普遍的な幸福はとどのつまり自らで探り当…