『わたしの備忘録』

『わたしの備忘録』

ご機嫌よう。仮想のわたしだよ。徒然なるままに「わたし」がブログを更新するの。「わたし」の便宜的説明はサイト下部かサイドバーへ。

書き続けること

 書き続けることが良い事か。そんなことはわかりません。人それぞれでしょうね。作家でも毎日必ず原稿用紙一枚は書き上げる人も居るし、一方で一気呵成タイプの作家も居るし。私は毎日書けるようなタイプではない。調子が良い時期なんかは意外と書けたり考えたりできるんだけども、毎日「ある意味」安定している訳でもない。気分の落ち着いた「綺麗な陰鬱」を保つことができたら、すごーく安定できるんだけど。ちなみに陰鬱なのに安定していることは何ら矛盾しない。

 取り敢えず、殊更に創作的な文章を書こうとするのではなく何気ない言葉をぼそぼそと書き溜めていこうと思う。その中から、面白いことがあれば広げてみてもいいし。何より、書かないと思考も大分鈍る。これが痛い。曲がりなりにも大学生をやっている訳であって、そんなに悠長なことを言ってられない。まあ少しくらいは意欲的に行動しても良いかなと思っている次第なのです。そして、書いてもいなければ、読んでもいない。積まれた本たちも多くなってきた。頑張って少しずつ読みかじってはいるんだけど、継続できない。ついでだから、読んだ本、観た映画、聴いた音楽などは細々と、時には太々と書いてみようと思う。

 

お前の髪の夜の中に、熱帯地の蒼空が極まりなく輝きわたるのを見る。*1

 ふとボードレールが想起されたので、引用しました。この『パリの憂愁』は『パリの憂鬱』というタイトルの版もありますが、福永氏の訳が一番良いです。 

 

 

 綺麗な憂鬱を探して。

*1:ボードレール『パリの憂愁』福永武彦訳 岩波書店 「髪の中の半球」